日本各地にある住吉神社、その中でも一番最初に創建されたのがこの福岡市博多区にある「筑前國一之宮 住吉神社」です。

そのため、大阪の住吉大社、下関の住吉神社とならび、日本三大住吉に数えられています。

この住吉神社は福岡の中心・JR博多駅から徒歩約10分という福岡の中心地に位置しており、神前結婚式や七五三祈願などの他、能楽殿で行われるイベントでも賑わいます。

古くから航海や海上の神様として厚く信仰され、現在でも福岡に住む方に「すみよしさん」として親しまれている神社です。

朱塗りの建物と楠の緑が美しい神社で、また歴史ある社殿は国の重要文化財にも指定されています。

そんな住吉神社での結婚式は、木々に囲まれた広く静かな境内で行われます。

そのため、都市部の神社結婚式にありがちな周囲の喧噪を気にする必要がありません。

また住吉神社はJR博多駅から徒歩約10分、福岡空港から車で約20分であり、またマイクロバスの駐車も可能な約50台分の駐車場も備えているため、遠方の方も結婚式に参列しやすいアクセスの良い立地です。

さらに結婚式後の会食・披露宴会場が近いのも住吉神社の利点の一つです。

博多駅近郊のホテル披露宴はもちろん、「三光園」や「嵯峨野」といった老舗料亭で結婚式後、披露宴代わりの会食を行なうこともできます。

このように歴史ある住吉神社で、厳かな結婚式を挙げてみてはいかがでしょうか。

住吉神社での神前式には儀式殿で行う「一般挙式」と国の重要文化財でもある本殿で行なう「本殿挙式」の2種類があり、それぞれ費用が異なります。

また、神前式中に巫女さんによる神楽舞奉納（鈴の舞）を依頼できる「特別挙式」もあります。
なお、儀式殿での結婚式は午前9時から午後4時まで、本殿での結婚式は午前9時、午後3時、午後4時からのみとなります。

・一般挙式費用（儀式殿）　初穂料　5万円（税不要）

・特別挙式費用（儀式殿）　初穂料　8万円（税不要）

・本殿挙式費用（本殿）　初穂料　10万円（税不要）（すべて平成29年現在）

また結婚式参列者の人数は、ご両家親族が儀式殿で26名（両家それぞれ13名ずつ）、本殿は30名（両家それぞれ15名ずつ）が上限となっていますが、もちろんそれよりも少ない人数での結婚式も可能です。

その他、結婚式の一般参列者席として人数上限20名までの席が用意されています。

住吉神社での神前式をご希望の方は、事前のご予約が必要です。

特に大安など結婚式が多い日につきましては、早い日程でのご予約が必要となりますのでご注意ください。

住吉神社ではお電話にて結婚式希望日の仮押さえ（無料）を2週間程度していただくことができますので、結婚式の日程が決まり次第、本予約として挙式費用（初穂料）を添えて住吉神社社務所へ直接お申込みください。

なお、本予約時に結婚式当日の流れを説明されますので、新郎新婦お二人揃ってのご来所が必要となります。

住吉神社での神前式は、次のような流れで行われます。

挙式時間は30分程度です。

結婚式当日は40分前から住吉神社の式場に控室が準備されていますので、そちらで結婚式前の準備をすることができます。

また、結婚式参列者の方は20分前にはご来場ください。

一、御本殿参進（参進の儀）

結婚式挙式に先駆けて住吉神社本殿にお詣りを行ないます。

担当の巫女さんが先導され、両家が行列となって続きます。

静かな境内を厳かな雰囲気で進む行列は、神前結婚式ならではの光景です。

なお、一般挙式（儀式殿）の場合は新郎新婦並びに両家両親様での御本殿参進となります。

一、修祓

本殿での結婚式は神職さんによる奏楽の中、厳粛に執り行われます。

まずは結婚式挙式に際し、参加者のお清めをされます。

一、斎主祝詞奏上

神職さんが神前に両家の結婚報告とお二人の末永い幸せをお祈りして下さいます。

一、夫婦契りの盃（三三九度）

新郎新婦が大中小の盃で互いにお酒を飲み交わし、夫婦の契りをかためます。

一、誓詞奏上

新郎新婦に誓いの言葉を読み上げていただきます。

一、夫婦誓いの指輪交換（ご希望の方のみ）

新郎新婦が指輪の交換をします。

一、玉串奏奠

玉串（榊に紙垂を付けたもの）に気持ちを込めて、神様に捧げます。

新郎新婦、次に両家代表の方各1名に行っていただきます。

一、親子並びに親族固めの盃

一、夫婦記帳

以上で、住吉神社での神前式は終了です。

事前に神楽舞を申し込んでいた場合は、神前式中に行われます。